よろしくお願いします。
Interview
ものこい対談 Vol. 2
2022年9月
高橋飛夢 Co-produce&Guitar & Chorus
高橋飛夢との出会い
高畑
飛夢
よろしくお願いします!
高畑
初めて会ったのは箭内Pからの紹介で、飛夢くんのソロライブに行った時だったね。
『散歩のおじさん』っていう曲はお父さんをモデルにしていて、なんとそのお父さんは仙台出身だって聞いて、親近感が湧いたよ。あれから結構経ったよね。
飛夢
2016年にソロデビューなので、確か6年前ですね。
高畑
早いね、もうそんなに経つんだ。その間にソロライブでの活躍はもちろん、ユニットも組んだんだよね。是非、紹介してください!
飛夢
THOMAS MARQUARDT(トーマスマルカート)っていいます。
高畑
ソロと違ったアグレッシブさがあるユニットだよね。
飛夢
そうですね。ドラムとふたりでやってるんですけど、やっぱりドラムがあるとできることの幅が広がりますね。
高畑
リリース記念ライブもみせてもらって、弾けっぷりが面白かった!お客さんにもウケてたしね。高橋飛夢としては、いろんな方向をやっていきたいって感じなの?
飛夢
そうですね。アレンジが変わっているところはあるんですが、あんまりソロと違っているという感じはないです。僕が今やりたいことを詰め込んではいます。
高畑
逆にソロの曲をユニットでやったりもしてるよね。
飛夢
そうですね。そこはあんまりこだわらなくてもいいかなぁと思ってます。まだ今年組んだばかりなのでいろんなことを挑戦しています。
高畑
結構イベントとかも増えてきてるんでしょ?
飛夢
増えてきました!やっとって感じです。コロナのせいでほとんどイベントが中止になった中、リリースになっちゃったので大変でした。今はお陰様で少しずつ増えてきてはいます。
高畑
そういう意味ではコロナの影響はあったのかな?
飛夢
僕はもう、大打撃でしたね~。ここ2年くらいはしっかりとコロナの影響うけました。
高畑
音楽業界は大変だったよね。
飛夢
僕の場合、特に現場が多いミュージシャンだったので、現場がなくなっていったときにどうやって制作に回ろうか考えることが多かったです。でも、そのおかげで制作の方にしっかり力を注げたのは大きかったですね。
作曲とレコーディングについて①
高畑
そんな大変な最中に、私の音楽の支柱となってくれてありがとうございました。
飛夢
楽しかったですね!
高畑
楽しすぎて、そこかしこで話してますよ(笑)最初に箭内Pと話したとき、すぐに『飛夢に曲書かせますよ!』っていってくれたことから始まったんだよね。
飛夢
もともと、電話で話は聞いてました(笑)
高畑
詞先でやるってことについてはどう思いました?
飛夢
詞先は好きです!そのほうが作りやすいです。詞を先に見るほうが世界観がわかりやすいので、今回曲を作ることで困ったことはなかったですよ。
高畑
それは嬉しい!率直に高畑の歌詞を見た時どういう印象でした?
飛夢
高畑さんらしいな。高畑さんが書いた詞だなって思いました。高畑さんが言葉好きなのも伝わってきました。そのままらしさがでるっていい詞だなぁって思いました。
高畑
嘘はない詩だったよね(笑)
飛夢
その前から高畑さんのことはずっと知っていたから、こういうの好きだろうな~、この詞だったらこういう曲かなぁっていうのはスムーズにイメージできました。
高畑
確かにスムーズだった。曲できるの早いから驚いたよ。
そういえば、制作の前に高畑のキーを知ろうってことになって箭内Pと男3人で渋谷のカラオケ行ったよね。
飛夢
あれ、カラオケじゃなくても良かったですよね(笑)
高畑
別に酒を飲むでもないから、スタジオでいいじゃんって思ったけどね(笑)改めて今回曲を作るとき、箭内Pからこの曲はブルースっぽく、みたいなオーダーはあったの?
飛夢
色々ですね。箭内さんの鼻歌から作り始める曲もありました(笑)箭内さんもしっかりイメージがあったみたいですね。『野球が勝った夜』はAメロを箭内さんが作ってきてふたりで案を出し合ったりしてできてます。
高畑
ふたりの感性が交じり合うのは面白かったね。あとスタジオでその場で作った曲もあったよね。
飛夢
どれでしたっけ?
高畑
『おんぶにだっこ』とかは、ほとんどその場で出来たよね。
飛夢
『SO WHAT』もそうですけどブルース感のある曲は、勢いで作れた感じも良かったですよね。
高畑
よかったね。作り方も曲によって少しづつ違ってて、最後に入ってる『ミスアンダスタンド』とか『アンダードック』はレコーディングミュージシャンからも、えらい評判が良かったよ。
飛夢
渾身の曲でしたからね!そもそもタイトルがいいんですよ。『ミスアンダスタンド』に関しては僕が変えないでくださいってお願いしたくらいですもんね。
高畑
書いてるときはサブタイトルくらいの感覚だったんだけどね。
飛夢
いや、絶対これがいいですよ!逆に回りまわってお洒落ですよね。僕はこれに感化されて、自分の曲で『マイミスター』ってやつを作りました。
高畑
あえてカタカナでね。
飛夢
そうなんです。この感じが好きで真似させてもらいました。
高畑
なんなら、カバーしちゃってください!(笑)
作曲とレコーディングについて②
高畑
今回入ってくれたレコーディングメンバーは、ほとんど飛夢くんが普段一緒にやってるメンバーってことですごく雰囲気が良くて、レコーディングも早かったよね。多くて一人3テイクぐらいで終わってたよね。そして結局ワンテイク目が使われることが多かったね。
飛夢
結局なんだかんだそういうのって多いですよね。他は修正しようって意識が強くなって結果置きに行く形になって、やっぱりワンテイク目がよかったってなることは多いです。
勢いとかって大事なんですね。
高畑
レコーディングの最中で印象に残ってることってある?
飛夢
一番印象に残ったのはやっぱりインタールード(ものこいラジオ)でした!
高畑
やっぱり?(笑)
飛夢
これはすごいなって思ったんですよ。僕は高畑さんのラジオ聞いたことなかったんで尚更衝撃でした。やっぱり、初のレコーディングで歌うって緊張するじゃないですか。でもラジオの収録になったとたん、超ベテランMC!みたいになってましたよ!モニタールームで聴いていて、明らかに雰囲気が変わったんでやっぱりそっちの人なんだって思いました。
プロの技を見せてもらいました!
高畑
原稿っぽいものを作ってたんだけど、箭内Pが『なんか落語みたいでおもしろい』ってなったんだよね。だから、実はあの後ろで流れてるBGMは落語の立川談志師匠の出囃子のイントロなんですよ。飛夢くんが10分もかからずその場で耳コピして作ってくれたんだよね。
飛夢
あれは高畑さんもすごかったですよ。一発で時間ピッタリに収めるんですもん。
高畑
そうだったね(笑)MCの収録はあとで編集できるから~とか言ってたけど、飛夢くんが作ったBGMに即興でピッタリ納めたら、『おお~!』ってなってたよね(笑)
飛夢
ほんとに、高畑さんのアルバムの意味合いがあれで完成されましたよね。
高畑
でもあの閃きは、箭内P流石だな~って思いました。
飛夢
流石、閃きの箭内ですね(笑)
最後に
高畑
改めて今回、最初から最後までものすごく楽しかったのですが、コロナのその後の影響なども見つつ、来年春くらいにライブをやりたいなぁと思ってます。その時は是非、飛夢くんの力をお借りしたいなぁと思ってます。
飛夢
是非!よろしくお願いします。
高畑
一応、仙台・秋田・東京で考えてます。飛夢くんのパートやそれぞれ交流のあるアーティストを呼んで…なんてのも良さそうだね。
飛夢
それ楽しみですね!このメンバーがいればツアー回れちゃいますね!
高畑
東京はフルメンバーでやりたいね!SAXの田口さんも呼びたいなぁ~。
飛夢
すごく優しいのに、すごく色っぽい音を出すから、僕好きなんですよね。
高畑
あのひとが来ると空気変わるよね。
飛夢
緊張感、というより安心感っていうかほんとに心強い存在です。
高畑
そんな心強いメンバーがそろっていますが、来春に向けて色々教えて頂きたいです!
飛夢
もちろんです(笑)
高畑
改めてありがとうございました。
飛夢
ありがとうございました!